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インドでも展示会は、毎週どこかで必ずやっています。
今回はテキスタイル(織物)、ギフト、オフィスの展示会が同時に開催されていたので、
その取材をしてきました。
最初にテキスタイルへ。
様々な企業がブースがありインドならではのシルクを使った織物、
ボタン、服飾パーツなどが所狭しと並び、
インド国内外からのバイヤーも買い付けに来ます。
今回私が注目したのは日本の旭化成さん。
インドの中で日本の繊維業を展開しているのを見て、
谷本部長様に運よくインタビューをさせていただきました。

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まず、皆さんも写真をみてお気づきだとは思いますが、サリーがあるではないですか!
お伺いすると、旭化成さんはもうすでに40年もインドで
オリジナルのシルクに似た布(ベンベルグ)を普及されてきたそうで、
シルク100%のサリーよりもこのベンベルクで
織られているサリーは肌触りが柔らかいというのが特徴です。

このベンベルグという手法はコットン全体を採った後に残るコットンの中にある種(タネ)の周りについているウブ毛をつかったもの。

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写真だと少し分かりずらいですが、コットンの中にタネが
あったというのは私も驚きました。
しかも、本来であれば捨ててしまうであろう種のウブ毛を使うというのだから、
とてもエコですよね。

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サリーは、日本の着物と同じように、インド人の女性が着るもので
特に結婚式の際などではとても重宝される民族衣装。
ただ、シルク100%のものを買おうとするとさすがにこちらでも高く、
こちらになると比較的手ごろな値段に。

日本の企業がまさかインドのサリーやドゥパタを作っているのは驚きですが、
旭化成さんはインドの中のファッション業界支援にも力を入れており、
デザイナー学校への無償でテキスタイルの支援やインドの国内テキスタイル工場への技術支援を行っており、グジャラートでの展示会では
インドの繊維大臣のイラニ大臣が訪問したそうです。
筆者もインドに住んでおりますが、
日本の企業がどのくらいインドに貢献しているのかは
こうして実際にお話をお伺いするまでは知りえなかった事実でもあります。

今人口がすでに中国を抜いたとも言われているインドではやはりこうしたマーケットは
日本企業にすればとても大きなものだと思います。
これからのインドを見据えて、ぜひインドで起業してみませんか?
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インド側への交渉は日本人スタッフとインド人スタッフでサポートします!
会議サポートなどもさせていただきます!
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